当ブログをスマホでご覧の方、
実は右にスワイプすると一つ前の記事に、
左にスワイプすると一つ先の記事に飛ぶって知ってました?
オレはさっき知りました。
そんな豆情報を挟みつつ、今回は中華タブレットのお話を。
そもそも中華タブレットとはなんぞや、というと、
「中国で製産された激安タブレット」以上でも以下でもないんだけど、
やはりそこは中国、思い切った手法が惜しみなく投入されている次第。
いやね、あれだけタブレットに翻弄されたにもかかわらず、
以前からずっと中華タブレットが気になってまして。
中国やらタブレットやらの話ばかりで恐縮ではありますが。
まずその「価格」。
10.1インチ(iPadとほぼ同じ)で6,000円台、7インチだと驚異の3,000円台など、
「大丈夫か?」を筆頭に様々な疑問が噴出する、躊躇のない価格設定が素晴らしい。
その代償として、当然CPUやメモリが犠牲となるものの、そんなことにはお構いなし!
「とにかく起動すりゃ文句ねえだろ」そんな思い切りの良さに、その意気や良し、であります。
そして「無駄な機能」。
「デュアルブート」といって、AndroidとWindows、二つのOSを同居させ、
起動の度にどちらのOSで起動するか選択可能、という謎機能。
つーか、そんなことが出来るんなら他のタブレットもそうすりゃいいじゃん、と思ったら、
以前にGoogleとMicrosoft、双方から圧力がかかっていた模様。
そんな圧力はガン無視して、ユーザーニーズを最優先する姿勢に天晴れ!であります。
最後に「品質」。
レビューをググれば「壊れた」「おかしくなった」の声、多々あり。
どうやら出荷前の検品なんてやわなことは行っていないようで、
設計時の問題も多分に含まれると思われるものの、
「それ、仕様だから」の一言で、
明らかに初期不良と思われる商品の返金もされない、
神対応ならぬ悪魔対応。流石の一言であります。
そんな中華タブレットなんだけど、
ずっとデュアルブートの使い勝手が気になってて、
なおかつ以前からノートPCが欲しかったオレにとって、
とうとう神機が降臨! それがChuwi HiBookなのです。
このタブレット、何がすごいかというと、
もちろんAndroidとWindows、両方使えるデュアルブート仕様で、
CPUやメモリ量を見ても、中華タブレットとしては上位機種に位置するにもかかわらず、そこそこ安い。
Chuwiというメーカーは信頼性も高く(もちろん中華タブレットメーカーの中では、だけど)、
何より同時発売の専用キーボード(タッチパッド付き)と合体すると、
普通のノートPCに変形するのがすごい!
男子って合体とか変形とか本当に好きよな。オレだけか?
で、考慮の結果、GearBestというサイトで本体とキーボードをセットで注文。
その価格、セットで2万円強。同等のノートPCの半額以下!
二週間ほどで中国から商品が到着し、
はやる気持ちを抑えつつ梱包を解くと…あれ? キーボードがない?
セットで注文したはずなのにタブレットしか入ってない!
慌てて慣れない英語でサポートにメール。
「おいおい、キーボードが入っていないが、どうなってやがんだ?」
「おまえには『ただ待つ』か『当社でしか使えない金券で返金する』しか選択肢がないぜ」
無茶苦茶だ…。
しょうがないので前者を選択したところ、
そこからさらに一週間ほどでようやくキーボードも到着。
送料込みの値段だったから、分包したらむしろ損をするのは向こうなのに、何を考えてるのか…。
ちなみに梱包の中に陰毛らしき縮れ毛が入っていたけど、これはいったい…。
そんなトラブル(人災)にも見舞われつつ、
ようやくタブレットとキーボードを合体させると、
期待通り、これはもはやノートPC! しかも高級感すら漂うメタルボディの質感ったら!
ここのところ中華タブレットの進化がすごい、とネットに書かれてたけど、確かに納得。
しかも、このために別途購入したワイヤレスマウスを接続すると、
もうホントにただのノートPCでやんの。タブレット感ゼロ。
これが2万円強。恐ろしいな、中華パワー。
あまりの興奮にキーボード到着の翌日は会社をずる休みしたのはここだけの話。
まずAndroidで起動すると…ビックリ! AndroidってこんなにノートPCにマッチするんだ。
どちらかというとAndroidはスマホやタブレット向けのOSで、
ノートPCにはミスマッチなものと思い込んでたけど、これは充分に使える!
しかし驚愕したのはアプリ一覧を開いたときのこと。
Androidってタスクアイコンをタッチすると「今開いているアプリ一覧」がずらっと出てくるでしょ。
…その中で誰か知らない人がこっちを見てる! 怖い! ホラー!
恐る恐るその顔をタッチすると…これはカメラアプリ?
中華タブレットってメーカーはいちいち検品しないから、
不具合があったときに被害を被るのは送料や返送料を請け負う販売者であって、
だから販売者が発送前に開封して検品する、って噂は耳にしたことがあって。
つまりさっきの画像はカメラに不具合がないか検品したGearBestの店員で、
そのままアプリを閉じたから、最後の表示画面がアプリ一覧に残っていたと思われるんだけど…。
普通、検品の最後にアプリは全部閉じるよなあ。
一回スワイプすりゃいいだけなんだし、これから購入者の手に渡るんだから。
このあたりのアバウト加減が中国の欠点なのか魅力なのか…。
再起動してWindowsで起動したところ、うーん、こっちはどうなんだろ。
さすがにWindowsは重い。パワー不足が否めない。
そしてデバイスマネージャーの不具合なのか、
Androidでは読み込めていたMicroSDが読み込めない。
記憶容量が少ないのでこれは致命傷かも。
ここまで触って、ひとまず休憩のため、蓋を閉じてスリープ状態に。
数時間後、再びイジろうと蓋を開くと…電池残量15%?
全然スリープになってねぇ! つまり電源オンかオフかの強制二択仕様!
Androidはちゃんとスリープになってくれるのになあ。不思議。
あと、キーボードのタッチパッドにも一言言いたい。
オレはマウス派だから基本的には上記のワイヤレスマウスを使うんだけど、
ちょっとしたとき、タッチパッドから操作することもあるじゃない。
ここでまた中国ならではの謎機能があるんだけど、
このタッチパッド、最下部から上にスワイプすると画面に検索ウィンドウが表示されて、
いちいちブラウザを開かなくてもそこからGoogle検索が出来るのね。便利。
…のはずが! こいつの誤動作がハンパない!
ちょっとカーソルを左にずらそうとすると検索ウィンドウが表示。
アプリを開こうとダブルタップすると検索ウィンドウが表示。
キータイピングの際に手首が触れると検索ウィンドウが表示。
その度にいちいちウィンドウを閉じなきゃならない面倒による徒労感ったら!
技術面でタッチパッドが精細性を欠くのであれば、それはしょうがないとして、
だったらどうしてこんな謎機能を設けたのか。不可解この上ない。中国、侮れない。
そりゃもうね、一週間ほど使って売りましたよ。
液晶フィルムを買い足したりて、トータルで23,000円ほどの買い物になったものの、
結局25,000円で売れて、少し儲かっちゃったりして。
これもまた中華タブレットの面白いところ。
■ 今日の一品(ひとしな)
ドレッシングは「安くて冒険が出来る」ところが好きで、いろいろと試した結果、
うちではピエトロとこれを常備するようになりました。まいうー。
この二品に加えて、たまにKALDIのフォロミールも。こちらもまいうー。
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