もう何年もずっと気になってること。
前回の日記の「今日の一曲」であえて「シティポップ」と書いたんだけど、
確かにこれで間違ってないわけ。Wikipediaでもそう表記されてる。
でも、これって昔は「シティー・ポップ」じゃなかった?
HONDAの小型車は「シティー」だったし、
都会派の暮らしを「シティー・ライフ」なんて呼んだし、
雑誌には「シティー派ファッション」なんて特集組まれてたよね?
でも現在、Wikipediaでは「ホンダ・シティ」になってるし、
「シティー」でググると…検索結果には「シティ」しか出てこない!
もはや「シティー」がなかったことになってて、なんだか怖いんですけど!
「目覚めたら昨日と日常が変わってた」系のSF映画の主人公気分!
「妻と娘はどこだ?」「何を言ってるんですか、あなたはずっと独身ですよ」みたいな!
そういえば「アイデンティティ」もだよね。以前は「アイデンティティー」だったでしょ?
最近は「パーティ」なんて書くんだってね。いや、それ「パーティー」だから!
じゃあ問題は語尾が「y」の単語だけかと思いきや、
これはオレもよく使っちゃうけど「コンピュータ」とか。「コンピューター」だよね?
PC用語には結構多いな。「サーバ」とか「メモリ」とか「スキャナ」とか。
「ライブラリ」なんてのも本来は「ライブラリー」だよなあ。
この「表記するときは語尾を伸ばさない」って暗黙の了解が妙に気持ち悪い。
いったいいつから? 気が付いたら「シティ」になってたけど、
オレ以外のみんなが、この日からこういうルールでいこう、って決めたの?
で、ここまでの文章は「オチはないけど、違和感があるから書いた」だけだったんだけど、
念のため調べてみると、ちゃんと理由があったことに驚いた。
JISの表記規格によって、3文字以上のカタカナに長音記号を付けないというルールが決まってるんだとか。
一方、2文字以下のカタカナには長音記号を付けるんだとか。
確かに「タブー」とか「ルビー」とか「バレー」とかはそのままだもんなあ。
へぇーボタン連打。なるほどなるほど、疑問氷解。
ん? でも「ヒーロ」や「ノスタルジ」や「シドニ」なんて書かなくない?
「シーソ」? 「ストロ」? 「ガールズバ」? 「新春シャンソンショ」?
「彼女はロータでオナニを行いエクスタシに達した」? …勃たねぇわ!
ということは、まだオレの知らない別のルールがあるということか?
フランス語からの外来語は伸ばす、ポルトガル語からの外来語は伸ばさない、とか?
…いや、もうどうでもよくなってきた。
新ルールが出来る度にいちいちJISに振り回されるのもアホらしいし、
口語体の文章ではやっぱり違和感は残るし、
オレは今後もなるべく長音記号を付けていきたいです。シティー。
…そういえば「ヒットラー」はいつから「ヒトラー」になったの? 「ヒットラーの復活」の立場は?