2011年11月4日

続・痩せゆく男。

6月21日の日記で、こんなことを書いた。

「ここ二ヶ月でいきなりの6kg減。82kg→76kg。どーゆーこと?」
「理由はわからないながらも、この勢いで70kgまで落とせるとうれしいなあなんて」

あれから四ヶ月半。・・・ついに68kgまで痩せた !!!!!
半年で82kgから68kgの14kg減! チュート福田もびっくりのダイエット大成功!
バンザーイ! ダイエット本で一儲けしようかしら! 金スマ出演もあるかも!

・・・なんて素直に喜べるはずもなく。
だって大した努力もしてないんだもん。
腑に落ちないながらも、ま、結果オーライかと。

で、これだけ痩せればγ-GTPの方も下がってるだろうと思いまして。
オレ、以前から健康診断の度にγ-GTPの数値が異様に高くてさ、
酒も大して飲んでないのに、正常値70のところが303(!)まで上がってたりして。
医者からは「おそらく脂肪肝が原因でしょう」って言われてたの。要は肥満。

そんなわけで体重が72kgに到達した8月上旬、血液検査に行ったのね。
そしたらγ-GTPの数値は変わりなく、さらに医者にこんなことを言われましたよ。

「あなた、これ糖尿病ですよ」

ショック !!! オレ、41歳にして糖尿病になりました~~~!
ダイエット成功と思ってたら、実は単なる病気!
痩せて健康になったと思ってたら、不健康まっしぐら!
どーゆーこと !?

知らなかったけど、糖尿病になると「糖尿病性ケトアシドーシス」といって、
血糖を体内に取り込めなくなって急激に痩せる、って症状があるらしくてね。
てことは、オレは痩せ始めてから半年近く糖尿を放置してたわけで、
これが続くと昏睡状態に陥る可能性もあったとか。怖い!

最近はHbA1c(「ヘモグロビン・エーワンシー」と読む)で血糖値を見るようで、
これ、前日に食べたものに大きく左右される空腹時血糖とは違って、
ここ2~3ヶ月ほどの平均的な血糖値がわかる数値なんだとか。
健康な人は5.8%以下、6.0%で要注意、6.5%以上は糖尿病確定。
そんなたった0.1%刻みの増減が重んじられるHbA1c、
オレのHbA1cは驚異の11.1%! どうだ、まいったか! わーん!(号泣)

医者には即入院を勧められたけど「そんな金ないっス」と丁重にお断りし、
看護師さんから別室でカロリーに関するレクチャーを受けまして。
糖尿病になったら糖分だけ抑えればいいのかと思ってたんだけど違うのな。
「一日三食、合計2000kcal以内で、すべての栄養素をバランス良く摂る」、
そんな基本的な食生活の見直しこそが、HbA1cを下げるのに一番有効的とのこと。
要は「無茶をせず健康的に痩せろ」ってことなのね。

で、糖尿病怖いし、確かにそこから三日ほどは頑張りましたとも。
生野菜を多く摂って、スーパーではいちいちカロリー表示を確認して、
油ものは極力控えて、ごはんは一食につき200g以内に抑えて。

でもさ、「異常なまでに自分に甘い」って心の病気でしょ、オレったら。
そりゃ唐揚げ食べたくなるっしょ! ビール飲みたくなるっしょ!
ラーメンだって大盛りいっちゃうっしょ! 昼メシに弁当ふたつ食っちゃうっしょ!
やっぱね、我慢出来ず食っちゃうわけ。迫り来る死の恐怖<食欲。
もちろん以前に比べると食事バランスに対して若干の気遣いはしてるものの、
治療としてはまだまだ甘いよね(←糖尿だけに)。

そんなこんなで一ヶ月経って、9月の検査ではHbA1cは9.8%に下落。ホッ。
でもたった1.4%しか下がってないのに、医者はすごく褒めてくれてさ。
なんでもここ一ヶ月の平均糖尿値を見るグリコアルブミンって値が
29.2%から19.4%にガクンと下がってて、
つまりは「ここ一ヶ月間すごく頑張りましたね」ってことのようで。
いや、実はそんなに頑張ってないんですけど・・・。

そこからは褒められて調子に乗って少しだけ頑張って、
自力で体重を4kg減の68kgまで持っていき、
10月の検査ではついにHbA1cは7.8%に。
その他の糖尿病関連の値もぐんぐん下がってて、
「もうHbA1c以外は普通の人と変わりないですよ」と医者からも太鼓判を押され、
「次からは二ヶ月に一度の検査で充分ですね」と言われて一安心。

でもさ、ほとんど今までと変わりない生活をしてるのにHbA1cはどんどん下がってて、
だとしたら、そもそもなんで糖尿病になっちゃったのかって話。
遺伝じゃないし、いろいろ考えてみると、バイト先で飲んだコーラが原因じゃないかと。
以前にも書いたように6~8月のバイト先の暑さが半端じゃなくてさ、
休憩中は一日7、8杯ほどコーラをがぶ飲みしたですよ。
となると・・・骨折や労災のみならず、糖尿病までも郵便局のせい!
もう絶対に許さねぇぞ、郵便局!(完全に八つ当たり)