2011年3月30日

ダメ人間増殖の季節到来。

今月はそこそこの収入があったので、滞納もなくすべての支払いを終えた・・・。ふぅ。以前にも書いたように、ギリギリの自転車操業ライフ。も~嫌っ!(ゆーとぴあポーズで)

・・・このままじゃいかん、ここらでいっちょ重い腰を上げて、今まで「時間」や「自由」に重きを置いてた価値観の比重を「カネ」に置き変えて、マグロ漁船まではいかなくとも一度くらいは死ぬ気でガンガン働いてみっか! 肉体労働? 3K仕事? どんと来い! そして借金も全額返済して、彼女にも旨いもの食わせてやって、母ちゃんに仕送りもやって、ボロアパートに戻るどころかワンランク上のマンションに引っ越しじゃい!

現状打破のため、そんなオレらしくないことも少しは考えていたんだけれど・・・。

いや、昨日の昼間ね、オークションの発送をするために家を出たらあまりにいい気候だったんで、そのままコンビニでサンドイッチと缶コーヒーを買って近所の公園に行ったですよ。保育園も春休みなのか、公園にはたくさんのお母さんと子供。キャッキャと走り回る子供たちの姿に癒されつつ、少し離れた枯れた花壇に腰掛けて。鞄から文庫本を取り出し、春の陽光を浴びながらサンドイッチを囓ってると、花壇の奥から子猫が近づいてきて。いったん本を置き、サンドイッチの端をちぎってやると、少し脅えながら口にする。それを繰り返すうちに徐々に慣れてきたのか、しまいには次の一口をミャーミャーと催促するようになり、その無邪気な様が微笑を誘う。サンドイッチを食べ終わり、もうないぞと袋を逆さに振って見せると、現金な子猫は尻尾を向けて去っていく。「達者でな」と小さく口にして、ポケットからタバコを取り出し、暖かな空に煙を吹きかけて。渇いた喉をコーヒーで潤わせ、また本を手に取って目を落とす。遠くには子供たちの弾ける声。長かった冬に別れを告げる暖かく柔らかな日射しが白いページに反射する。オレは上着を脱いで呟いた。ああ、春よのう。

・・・いかーん! 最高すぎる! ほのぼのしすぎた! もう勤労意欲ゼロ! やっぱオレ、今のままの生活がいい! 彼女や母ちゃん、ごめん!

あれ? これってライク・ザ・ホームレス?